スラップのアップダウンはバスケットボールを扱うように
スラップを習得する際、親指のアップダウンによるオルタネイトピッキングの練習は皆通る道だと思います。
しかしこれを練習し始めると、ようやく慣れてきたダウンの動きはできても、アップでまたつますいてしまうこともまたあるある……。
アップした際に音量が出ない、手首をどのように動かせばよいかわからない、1弦難しくね?etc......
そんな時に意識したいとっておきのコツ。それは、「バスケットボールを扱うように」です。
バスケットボールを突く際、ボールを下方向に突き落とすのことを意識するのではなく、地面から跳ね返ってきたボールを手で上方向に吸い寄せるようにして突くとよい、と体育の授業で教わったと思います。
これをアップダウンに活かしてみましょう!
ダウン(下方向への突き)の動きだけを意識し力を入れすぎてしまうと、うまくアップ(上方向への吸い寄せ)がしづらく、結果音量も稼げず粒の揃わない、リズムもどうも安定しないアップダウンになってしまいます。
そこで、まるでボールを上に引き寄せるように、アップの動きを意識してダウンを試してみましょう。
するとダウンの際に力を入れすぎることもなく、アップの音量も稼げて、音粒の揃った安定したアップダウンを実現できます。
これはベースを扱う際、他の往復の運動が必要な技術にも活かせますが、それはまた別の機会に。
スラップの親指アップダウンでお困りの方は是非これを意識して練習してみてください(^^)