【緊張緩和法】演奏中のお客さんの表情を覚えているか?
ライブでの緊張にまつわるお話。
ライブで演奏をする際、オリジナルならしっかりと作り上げたものを覚えて。カバーやサポート、セッション等で譜面を見る必要がある際は譜面を見て、暗譜しているなら見ずに演奏しますね。
そこで一つ問いたい。みなさんは終演後、演奏中のお客さんの表情を覚えていますでしょうか?
緊張したり固くなっている場合、ほとんどの場合手元や足元、譜面から目を離せないと思います。
そして時は非情! 緊張を解く間も無く本番は始まり、曲は進み、気づけばステージは終わりを迎えますね。
その結果、どんなお客さんがどんな表情をしていたか、ほぼ覚えていないと思います。
そしてそうした演奏ってどうしても音の規模、スケール感が小さくなってしまいます。
ではステージ上でこのような緊張による悲劇を防ぐにはどうすればよいか?
まずはステージに上がった瞬間や1曲目が始まった瞬間、お客さんの表情をしっかりと見てみましょう!
そしてそのステージ中、視線を前に向けることを癖づけるのです。
ステージが進んでいくに連れ色々な表情や仕草が現れます。
ノリノリで肩を揺らし笑顔を浮かべながら聴いている方。
うっとりした表情で見つめるように観ている方。
憧れを抱き、キラキラした食い入るような表情で見ている方。
もしくはあんまり面白くないなーと腕組みしながら観ている方、付き合いで来たから~とあんまり興味なさげな方も中にはいますね。
最初からできるだけ遠くを見ることを心がけると、より広い視野で演奏に臨めます。
またメンバーの顔を見ると、自分より緊張している人の存在に気づくかもしれません笑
緊張を解す手段として、まずはお客さんの表情を覚えられるように広い視野を持ってみましょう。
そうすると固さも取れ、結果的によりスケールの大きい、良い演奏にできることでしょう!
(ただし後ろ向きで演奏するピアニストだったり、お客さんとの距離がとても遠く表情を確認できない場合はまた別ですのであしからず……)