人から言われたことは聞き流さず一度咀嚼してみるべき。
自分の演奏に対してネガティブな感想やアドバイスを言われることは、音楽をやっている者であれば一度はあるはずです。
技術が、音が、リズムが、感情が、プレイそのものが、音楽活動自体が……。
そして言われたことに対し、確かにその通りだ、参考になったと感じるか、何言ってんだおいと訝しむか、感じることは様々かと。
誰に言われたか、いつ言われたかなど状況は色々ありますが、ともかく人に演奏について何か言われ、むっと思うのは人として当たり前の感情なので大事にしたいです。
重要なのは、言われたことを何も考えず聞き流してしまわないことです。
言われた相手が世界的アーティストでも、先輩ミュージシャンでも、友達でも、後輩でも、子どもでも、先生でも、店のマスターでも、見に来てくれたお客さんでも、はたまたたまたま居合わせた人間でも。
何かを言われる、というのは、その人が自分の演奏に対し不満な点や修正すべき点を感じ取ったということです。
それは究極の客観性であり、聞き流してしまうのはあまりにも惜しい!
言われた相手が誰であろうと、何を言われようと、まずは一度その発言を咀嚼して考えてみるべきでしょう。
そして言われて腹は立ったけど図星だと思うことほど、実は自分が一番目をつぶりがちなことなので、より真剣に考えるできでしょう。
もちろん、言われて咀嚼した結果、改めて的外れな意見だなと感じれば、それは捨ててしまって構わないと思います。
こうした自分にとって必要かそうでないかを判断するためにも、一度咀嚼するのは大事な作業です。
ちなみに僕も何度も何度も言われた経験があります笑
その度に落ち込んだり聞き流したりせずに咀嚼して考えられると客観性も身につきますし、メンタルも鍛えられます。
また数ヶ月か、数年経って発言の真意に気づくパターンもあり、それは自分自身がその意見が分かる領域まで成長できた証です。
人に何か言われた時は、一度咀嚼して考えてみると新たな発見があるので、プラスと捉えて考えてみましょう!