J-POPをバカにする時期はあってもいいと思う。
10代の若い内など、その時代に流行っているものをバカにする時期というものがありますね。
これは成長期によくあることなので、まったくもって仕方がないことです。
そしてその中でもよくあるのが、J-POPをバカにする時期ですね。
「J-POPとか浅いわwやっぱ洋楽でしょ!」
「J-POPはレベル低い!」
「あれ聴いてる人はかわいそう。やっぱクラシックとかファンクとかジャズとか聴かなきゃ……」
といった、どうしても若い内に考えてしまいがちなこと!
割とロックなんかもそう見られがちな気もします。
もはや古い言葉とは思いますが、厨二病、高二病などと呼ばれたりしますね。
そしてそういう時期って、とりあえず耳にする範囲の曲だけ聴いて、とりあえず頭ごなしに「J-POP」という大枠だけ否定してるだけで、他の音楽と比べてJ-POPは何が特徴なのかetcを分かるまで聴いているわけではないんですよね。
そして量を聴かなければ何が浅くて何が深いのか、何をもってレベルが低いというのか、J-POP全てにそれが言えるのか。説明することもできないけど、とりあえず言ってみる。
何故なら流行りを否定する=カッコいいと思っているからですね笑
でもこういう時期って、あってもいい。
もしかするとあった方がいいのかもしれません。
その後年齢を重ね色々なことが見えてきた時に「あー、あのJ-POP批判って何の意味も根拠もない批判だったなー」と当時の思考を振り返られますね。音楽やる人ならなおさら。
すると、例えば今後新しい流行りが出てきた時に、何も知らないまま「聴かず嫌い」を起こすこともなくなるでしょう。
また自分の嫌いなものが出てきた時に、何故嫌いかを考え言葉にすることもできます。何かを批判するにも一定の論理で語るようになるでしょう。
それこそ人間的な成長、広い視野が形成されていることに他なりません。
この逆もあって、J-POPは好きなんだけど何故かジャズは好きになれないんだよなー。何故かフュージョン苦手なんだよなー。クラシックダメなんだよなーという人がいたら、それはチャンスです!
J-POPと苦手な音楽の違い(歌かインストか、ではなく)はどこなのか。どこの異なる点によって、決定的な好き嫌いの差が生じるのか。
それを探ってみると、音楽の少し奥の部分が見えてくるでしょう。
年齢を重ねより広い視野を持つためにも、若い内の無意味なJ-POP批判はしても然るべき、通過儀礼のようなものだと思います。
当時同じような時期を過ごしていた人は、恥ずかしい思い出ではなく今に繋がるイベントだったと考えるとよいでしょう!
余談ですが、僕はSEKAI NO OWARIなど好きだったりします。