2フィンガーの極意は「3つのK」
ベースを弾いてるとよく「右手がエロい」と言われることがあると思います。
そこで鼻の下は伸びてしまうのをこらえて、こうした感想が出るのが何故かを考えると、「指弾きのフォームが良いから」に落ち着きます。
裏を返せば、指弾きのフォームがガタガタに乱れているとこのような感想は出てこないですね。
では、どうすればエロい、セクシーと思わせるような、「良いフォーム」を身につけられるか!? それは3つのポイント、「3つのK」を押さえることで実現できます。
3つのK、それは
1.角度
2.関節
3.拳
の3つです。
1.角度
これは意識している方も多い思います、指が弦を捉える角度です。
弦に対し、右手の人差し指、中指がベースの内側or外側を向いて弦を斜めから捉えるのではなく、真っ直ぐ、垂直に弦を捉える。また手首も左右に捻る必要はありません。力を抜いておきましょう。
2.関節
弦をピッキングする際の第一、第二関節を見てください。
まず第一関節(指の先側)が反り返っていないか。ここが反っているとどうしてもアタックが弱くなり、「ぬるっと」した音になってしまいます。
また第二関節を曲げることによるピッキングをしていないか。第二関節によるピッキングではそもそも力を込めづらく、弦移動にも対応しづらいです。
ピッキングの際は両関節共に反り返らず「くっ」と自然と手の内側に丸まっている状態を心がけましょう。
3.拳
では手のどこを動かしてピッキングを行うのか? それが拳です!
人、中指共に拳から先を動かすことのよって、パワーがありかつ動かしやすい、その上疲れづらい理想的なピッキングを実現できます。
人・中指を足に見立てて、すいすい歩くようなイメージで動かしてみましょう。
無意識下でこの運動を行う方も多いと思いますが、ピッキングで行き詰まった際はここを意識してみると何か変わるかもしれません。
この3つが理想的な右手のフォームを形成する3要素であると思います。
しかし何故「良いフォーム」を身につける術を分析、解説しているのか? 実はそれが一番の上達の秘訣だからです! 明日へ続く……。